\ 相続トラブル、また妹!? /
〜「おいしいところはいつもあの人」……納得できないなら“今”が動くタイミング〜
「父が施設に入ったら、実家の机が空っぽに……」
「通帳も重要書類も、きっと妹が持っていった……」
そう話すのは、相談者の川村さん(50代・看護師)です。
父が元気だったころは「兄が土地、私は看護で貢献、妹は遠方」と、
家族の役割分担もうまくいっていたはずでした。
でも──
◆母の相続では、なぜか妹に一番価値のある貸家が……
◆固定資産税と草刈りだけが残った“名ばかりの土地”が川村さんに……
◆兄は面倒がって無関心、頼れない
それでも川村さんはこう言います。
「相続でもめたくない。でも、自分だけ損するのはもう嫌なんです」
✅きょうだいで「平等」はありえない。でも「不公平」は防げる
相続で一番大切なのは、
「財産の中身をきょうだいで正しく共有すること」です。
・不動産の評価
・過去の贈与や相続の偏り
・親の通帳や財産の管理状況
これらを「見える化」して、みんなで同じ地図を見てから話し合わなければ、
“強い者が勝つ”ルールになってしまいます。
✅動くなら「今」、信頼できる人に相談を
筆者が川村さんに提案したのは次の3つ:
1. 父の資産状況を兄妹で共有する(委任状などで情報確認)
2. 父が元気なうちに、公正証書遺言の作成を
3. 難しければ、後見制度の活用も検討
【専門家からの一言】
不信感が積み重なる前に、
「公平なルール作り」をしておきましょう。
“家族だから揉めない”ではなく
“揉めたくないからこそ備える”という発想が大切です。
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