【1000万円の自己資金で、5年後に1200万円のキャッシュフローは実現できるか?】
結論:キャッシュフロー再投資“だけ”では、目標に到底届きません。
■現金1000万円でFCR6%の物件を購入
→税引前キャッシュフロー(BTCF)=約165万円
→CCR(投資効率)=16.5%
これを複利的に再投資し続けたとすると……
【5年後のCF累積】
1年目:165万円
2年目:165+27.2=192.2万円
3年目:+31.7
4年目:+36.9
5年目:+43.0
★合計BTCF=303.8万円(5年後)
――目標の1200万円には、全く届きません。
【じゃあ、どうする?】
▶選択肢①:キャピタルゲイン戦略
利回りではなく“値上がり”を狙う戦略。
例:1000万円を元手にリノベ再販、築古転売などで利益を積み重ね、自己資金を一気に数千万円規模へ。
▶選択肢②:実現時期を後ろ倒しにする
5年ではなく10年、15年スパンで再投資を続ければ、達成できる確率が上がります。
▶選択肢③:自己資金を追加する
給与所得から年100万円ずつ積立て、5年で+500万円。
最終的に1500万円の自己資金にすれば、到達可能性は上がります。
▶選択肢④:キャッシュフローの目標を引き下げる
「1200万円」→「600万円」でも、生活設計的には十分かもしれません。
【要点】
高すぎる目標 × 限られた元手 × 短すぎる期間=無理ゲー
どれか1つを見直すことが「現実的な投資戦略」になります。
そして、あなたの“リスク許容度”と“生活設計”に合った投資を。
誰かの成功体験に無理やり自分を当てはめるのではなく、
「あなた自身にとってベストな投資」を、一緒に組み立てましょう。
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